プラスチックのこと

使い捨てプラスチック、特にプラスチック製ストローを排除する流れが加速している昨今ですが、違和感があるのは私だけでしょうか。

ストローが鼻に刺さったウミガメの映像は衝撃的だったかと思いますが(怖くて見れていませんが・・・。)だから脱プラというのはあまりにも短絡的で、本当に見直さなくてはいけないのはそこなの?と個人的には思います。

まず弊社がプラスチック容器のメーカーでありますし、ポリ袋などの包装資材メーカーさんにもお世話になっているので、世界中のこのような動きは大変悲しいです。

ポイ捨てされたとしても自然に分解され自然に優しい素材は素晴らしいですし、代替えが可能であればそういったものに切り替えた方がいいのかもしれません。

以前にお客様から「海洋プラスチック・マイクロプラスチック問題のないOPP袋はないか」とのお問い合わせをいただき、生分解性プラスチックについて調べたことがありますが、単価が高い、完全受注生産で製造ロットが大きいため全て使い切る前にボロボロになってしまうという問題点があり、採用には至りませんでした。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、コスト面などを無理して切り替える必要はないのではないかなと思いました。

リサイクルができるのはもちろんのこと、なかなか劣化してくれないというのは逆に考えるとリユースも可能です。

写真のレタスを入れている容器は梅干しなど、トマトを入れている容器は漬物などの包装に使用していただいておりますが、不要になった後はそれぞれ保存容器として、ちょこっと洗い用のザルとしてお使いいただけます。

我が家のキッチンでは自社商品のB品が大活躍しています。

保存容器は介護施設の調理の方からご注文をいただいたことがあり、ザルはお友達も使ってくれています。

他にも、手提篭という容器を銭湯用のカゴに使ってくれているお友達がいたり、NK-250という容器をフタだけご注文いただき本体を繰り返し使ってくださっているお客様もいらっしゃいます。

基本的には使い捨て容器ですが、いろいろ工夫してリユースしていただいているという話を聞くと大変嬉しいですし、参考になりますので、紹介していけたらと思います。

また、弊社の副社長である母はロハスな生活への憧れが強く、FMとやまのキャンペーン「六渡寺海岸からゴミをなくすには」に参加したり、エコキャップ運動にも熱心なので、私も海の清掃活動やリサイクル活動に積極的に参加し、今後どんどん発信していけたらと思っております。

業界の地位向上に向けて努力してまいります。

営業・広報担当 中村